日焼け止め製品には、紫外線B波(UVB)と紫外線A波(UVA)から肌を保護する効果があります。日焼け止めの効果を表す指標の一つとして、日本で一般的に使用されているのが「PA(Protection Grade of UVA)」です。

PAはUVAに対する保護効果を示す指数で、+印を1つから4つまでつけて表示されます。PA+が最も低く、PA++++が最も高い保護効果を示します。PAの数が多いほど、より広範囲なUVAの保護が期待できます。

なお、日本ではPA指数が主に使用されていますが、他の地域では異なる指標が使用されることもあります。例えば、ヨーロッパではUVAの保護指標として「PPD(Persistent Pigment Darkening)」が使用されることがあります。

日焼け止めを選ぶ際には、SPF(Sun Protection Factor)とPAの両方を確認することが重要です。SPFはUVBに対する保護効果を示す指数であり、PAはUVAに対する保護効果を示す指数です。両方の指数が高い日焼け止めを選ぶことで、より広範囲な紫外線からの保護が期待できます。

ただし、日焼け止めは2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。また、十分な量を使用し、均一に塗布することも重要です。肌質や活動の内容に合わせて、適切なSPFとPAの日焼け止めを選び、適切に使用することが紫外線からの適切な保護につながります。