一般に副作用は軽度で長期間の使用も可能な蕁麻疹治療薬です
『ゾレア』は、慢性特発性蕁麻疹(CIU)の治療に用いられる生物学的製剤です。
主成分であるオマリズマブは、IgE(免疫グロブリンE)という抗体に結合し、アレルギー反応を抑制する働きを持っています。
蕁麻疹は通常、ヒスタミンの放出によって皮膚に発疹やかゆみを引き起こしますが、ゾレアはこの過程を抑えることで、症状を軽減します。特に抗ヒスタミン薬で効果が不十分な患者に対して使用され、臨床試験では多くの患者が発疹の大幅な減少を経験しています。
投与は皮下注射で行われ、通常4週間ごとの治療が一般的です。
副作用としては、注射部位の反応や頭痛、感染症のリスク増加が報告されていますが、一般に副作用は軽度で、長期間の使用も可能な蕁麻疹治療薬です。
ゾレアの適応条件
- これまでの治療方法で十分な効果が得られない方
- 12歳以上
- 蕁麻疹の主な原因が不明
- ゾレアに対する過敏症の既往がない
下記に該当する方は投与に注意が必要です
- ゾレアの成分に対しアレルギー歴がある
- ラテックス過敏症の既往歴またはその可能性がある
- 妊娠中および授乳中の女性
ゾレアの治療の流れ
まずは診察を受けていただき、適応と判断されれば、次回のご来院予定を決めて投与開始となります。
- ① 投与開始日(1回目)
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- 1回300㎎の皮下注射をします。
- ② 2回目以降
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- 4週間に1回300㎎の皮下注射をします。
- 継続して治療を行う場合、ご希望の場合は医師との相談の上、ご自宅での自己注射も可能です。
自己注射のご留意点
ゾレアは自己注射が認められています。院内で指導を受けた患者様はご自身での注射が可能です。
自己注射は下記のようなメリットもあります。
- 通院に伴う時間的な制約や負担の軽減
- 高額療養費制度での自己負担額減額(所得によります)
可能性のある副作用
- 注射部位の赤みや腫れ
ゾレアの薬剤費
- 下記の他に初診料、再診料、処方箋料などが発生いたします。
- ゾレアは通常、抗ヒスタミン薬と併用して投与します。そのため、抗ヒスタミン薬の薬剤費もかかります。
- 薬剤費は薬価の改定により変更される場合があります。
| シリンジの場合 (150mgを2本投与します) |
ペンの場合 (300mgを1本投与します) |
|
|---|---|---|
| (A)70歳未満(3割負担) | ¥12,493 | ¥11,799 |
| (B)70歳以上 現役並み所得者(3割負担)1)、2) | ¥12,493 | ¥11,799 |
| (A)(B)以外の 70〜74歳(2割負担) |
¥8,329 | ¥7,866 |
| (A)(B)以外の 75歳以上等 3)の一定以上の所得者 4)(2割負担)5) |
¥8,329 | ¥7,866 |
| (A)(B)以外の 75歳以上(1割負担) |
¥4,164 | ¥3,933 |
- 1)健康保険の場合は標準報酬月額が28万円以上の方、国民健康保険および後期高齢者医療制度の場合は課税所得が145万円以上の方(ただし申請により、年収ベースで二人世帯の場合は520万円未満、単身者世帯の場合は383万円未満であれば一般となる)
- 2)旧被扶養者(以前は被扶養者だったが、現在は後期高齢者医療制度被保険者となった者)がおり、旧被扶養者との合計年収が520万円未満の場合は、申請によって1割または2割負担となります。
- 3)65~74歳で一定の障害の状態にあると後期高齢者医療広域連合から認定を受けた方を含みます。
- 4)課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が単身世帯の場合200万円以上、複数世帯の場合合計320万円以上の方
- 5)2022年10月から2025年9月末までの間は、2割負担となる方について1ヵ月の外来医療の窓口負担割合の引き上げに伴う負担増加額が3,000円までに抑えられます。
※75歳以上の方は後期高齢者医療制度への加入となります。詳しくはかかりつけの医療機関のソーシャルワーカー、都道府県の後期高齢者医療広域連合におたずねください。
高額療養費制度について
幾つか助成制度がありますので、下記のリンク先をご参照ください。
子どもへの医療費補助制度
各自治体で、子どもに対する医療費助成制度が設けられています。
対象年齢、助成内容、申請方法が自治体により異なりますので、詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください。



































