しもやけ(凍瘡)について
しもやけ(凍瘡)とは、寒暖差によって血行が悪くなり、炎症を起こす病気です。
手足の指や、耳などに多く発症します。しもやけは、1日の気温差が10度以上になると起こりやすく、冬の終わりから、春先にかけて多く見られます。症状は、皮膚が赤紫色や黒っぽい紫色に腫れたり、一部が硬くなったり、熱をもったりするのが特徴です。また、痒みや痛みを伴うことが多く、しもやけが悪化すると水ぶくれになったり、さらに水ぶくれが破れてじゅくじゅくした潰瘍が出来ることもあります。入浴や暖房にあたっている時、または就寝時に布団に入って暖まっている時は、血流が急激に良くなることにより、しもやけの痒みが強くなります。
治療は、乾燥や刺激から皮膚を守るための塗り薬や、血液の流れを良くするビタミンEの飲み薬などがあります。また、日常生活では体の末梢部分の保温や、入浴やマッサージで血流を良くすることが効果的です。