ほくろについて
ほくろは、成長過程において色素細胞になりきれなかった母斑細胞という細胞が、増殖することで生じます。
生まれたときにすでに生じているものもあれば、成長する途中で新たに出来てくるものもあります。ほくろには、平坦なものや盛り上がったもの、真っ黒なものや肌色に近いものまで様々な種類があります。母斑細胞は良性であり、悪性になることはありません。
特に治療をしなくても良いですが、希望があれば切除することが出来ます。
悪性の皮膚がんは、「悪性黒色腫」や「基底細胞癌」「メラノーマ」と呼ばれます。急激に大きくなってきたもの、6ミリ以上の大きさのもの、その色や形がいびつなもの、出血しやすい以上のいずれかの症状があると、皮膚がんの可能性が高いです。気になる方は受診することが大切です。悪性の診断は切除したものを病理検査に出す事で確定します。組織検査や手術治療を行う場合は、どの治療がベストか、ほくろの出来た場所や大きさ、性質などにもよりますので、相談の上決定していきます。