多汗症について
多汗症とは、汗が多く出て、日常生活に支障が出ることをいいます。
身体のある特定の部分のみの発汗量が多い場合を局所性多汗症といいます。多汗の部分として、頭や顔・手の平・足の裏・脇の下などがあります。また、脇の多汗症は、下着やシャツにシミが出来、1日に何度もシャツを着替えたりする方もいます。手の多汗症は、汗で鉛筆が持てなくなったり、ノートが染みて汚れたりする方もいます。
原因としては、遺伝的要因や、温熱性の要因、精神的な緊張やストレスが多量の発汗のきっかけとなることが考えられています。
主な治療は、まず自覚症状がどれくらい日常生活に影響を与えているのか重症度のセルフチェックを行い治療の選択を行います。汗を出す働きを止める塗り薬、飲み薬、患部への注射治療(ボトックス)、手術(交感神経遮断術)、イオンフェレーシスなどがありますが、部位によって保険適応が違います。ご相談下さい。