金属パッチテストについて
金属アレルギーは金属が原因で起こるアレルギー反応です。
アクセサリーなどの金属が体に触れた部分の皮膚がかぶれる症状がでたり、食物に含まれている微量なミネラル(金属)の摂取で、金属とは全く接していない部分でも、難治性の痒みを起こす全身型の金属アレルギーもあります。
金属アレルギーは血液検査では判断出来ません。金属パッチテストという検査が必要です。
パッチテストとは、原因と考えられる物質(アレルゲン)を貼付して、皮膚の反応を調べる検査です。主な方法は、背中に金属のアレルゲン試薬を付けたフィルム(パッチテスター)を48時間貼ったままにします。2日目(48時間後)に受診し、フィルムを剥がします。その30分後に判定、3日目と7日目にも判定を行います。よって、検査を希望される場合は、予め受診日の日程確認を行う必要があります。予約検査となります。フィルムを背中に貼っている間は入浴は避け、汗をかかないように生活しなければなりません。試薬が濡れて流れてしまうと正確な判定が出来ません。よって夏場の検査は推奨しません。検査時期や日程の調整も必要なため、ご希望の方は一度受診して下さい。