包茎について
包茎とは、男性器の亀頭が包皮に覆われ、露出していない状態をいいます。
生まれたばかりの男の子は全く剥けていない状態が正常で、いつ剥けるようになるかは子供によって様々です。中高生くらいで訪れる成長期に体の発育とともに男性器も成長していきます。男性器の成長とともに包皮全体も徐々に勃起時に合わせて伸びていき、亀頭も露出していきますが、この成長段階は人それぞれのため、包茎の状態で止まる場合があります。
包茎の種類は「真性包茎」「仮性包茎」「カントン包茎」の3種類に分けられます。
真性包茎は、平常時と勃起時のどちらも亀頭が全く露出出来ない包茎のことです。3種類の包茎のうち、無理に剥こうとしても剥けない包茎です。亀頭を露出出来ないため、ゴミや菌が溜まりやすく、痛みや痒み、炎症を起こすこともあります。よって、手術治療が必要です。
仮性包茎は、平常時に亀頭の一部または全体が包皮に隠れていますが、包皮を簡単にむくことが出来、亀頭の全体を露出することも出来ます。特に治療をする必要はありません。カントン包茎は、真性包茎よりも包皮はむけますが、包皮口の広さが足りないために仮性包茎のようにスムーズにはむけません。また、包皮口が狭いため亀頭が締め付けられ血の流れが悪くなります。よって、手術治療が必要です。