水いぼについて
水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスによって人から人へ移る、7歳以下の子供に多い皮膚の感染症です。
水いぼは、大きさ1~5mm程度のドーム状で表面は平滑で中央部にへこみがあります。伝染性軟属腫ウイルスが皮膚の小さな傷や毛穴から入り込み、皮膚に感染します。その中でウイルスが増えていきかたまり(イボ)となって皮膚に現れてきます。皮膚が薄くてバリア機能の未熟な乳幼児は、感染しやすいです。水いぼは1個出来て、引っ掻いた指で触ると遠くの皮膚にも感染し、次々と増えていきます。好発部位は小児の体幹や手足、外陰部や下腹部、大腿内側などがあります。感染の初期は小さく、徐々に大きくなっていきます。痒いと訴えることや、感染を起こすと痛みを訴える場合があります。6ヶ月~3年で自然治癒することが多いと言われています。
治療は、自然に治るのを待つか、ピンセットを使ってつまんで取ることもあります。しかし、免疫が出来るまでは、治療してもまた出来てきます。肌を清潔に保ち、乾燥しないよう保湿のスキンケアを行うことも大切です。