単純性血管腫について
血管腫とは、「赤あざ」と言われています。
皮下の血管の異常により赤みを帯びた皮膚になったり、盛り上がったでき物になったりします。血管腫には種類や特徴があります。
生まれつき存在する平べったい盛り上がりのない、「赤あざ」を単純性血管腫といいます。
単純性血管腫は出生時から認めて、自然消退しません。年をとると体が大きくなることに比例して大きくなり、色味がやや紫になって若干盛り上がりを認めます。
治療はレーザー治療です。早期の治療が一番です。成人してからレーザーをあてても血管腫の色はとれても盛り上がった皮膚は改善しません。よって血管腫の治療は早期に行う必要があります。最近では首が座った(生後6ヶ月程度)ぐらいでレーザー治療が可能です。
例外的に顔の額中央や眼瞼部にみとめる血管腫はサーモンパッチといい、2歳までに自然に消えます、こちらは治療の必要はありません。